弱小ラクロス部を強くする

日本ラクロス界の底辺から、少しでも底上げできるように、情報発信していきます!

ラクロス界下層の現状〜人数編〜

こんにちは。

今年もとうとう

全学の真っ最中という季節になりました。

一年は早いものですね。

 

また、負けられない入れ替え戦を残し、

最後の決戦の時を待つチームもあります。

生きるか死ぬか、

表現が適切かわかりませんが、

それくらいの激しい試合が待っています。

 

そして、最高学年が引退し、

新たなチームに向けて準備をスタートする、

そんなチームが大半となってきた今。

 

日本ラクロスを引っ張り、

最前線で活躍する強豪校の陰で、

ひっそりとラクロス界を底辺から支える、

そんなチームの現状について考えてみます。

 

 

 

私がコーチをさせていただいたチームは、

関西3部リーグに所属しています。

人数が足りず、4校が集まってできた

合同チームとして22年リーグを戦いました。

 

私がコーチを始めた頃の関西地区女子は、

39校が単独出場でリーグに参加していました。

全て単独出場です。

 

では、今年度はどうでしょうか。

参加校は6校減の33校、

単独出場はたった22チームでした。

 

 

これはどういうことを意味するでしょうか?

 

ひとつ目は、少なくとも関西地区では、

ラクロス人口が減っていること。

コロナの影響もあり、生活スタイルも激変、

部活動に入る学生というのは減少しています。

ですので、ラクロス界もその影響を

もろに受けていることは確かです。

 

協会も様々な施策でサポートはしています。

 

でもコロナの影響ということであれば、

コロナの終息とともに、またラクロス人口が

盛り返す可能性はあるように思われませんか?

 

 

違うのです。

チーム数の減少、

つまりは受け皿の減少が進んでいるため、

簡単には人口が戻ってこれないのが現実です。

 

そもそも現在のラクロスとは、

大学からスタートする選手が大半です。

大学入学後に、ラクロスと出会い、

魅力を感じ、始めるという流れです。

 

ということは、

ラクロス部がない大学に入学した場合、

ラクロスに出会うチャンスすらないのです。

 

そうなると、チーム数の確保は重要ですね。

現に関西地区女子は、

たった6,7年以内で6チームが減り

(休止中等の場合もあるかと思います)、

そして1チームも増えていないのです。

 

 

コロナ前の入学世代が、

今年で引退していくラクロス界。

ここからが本当の正念場を迎えます。

 

私が携わった合同チームも

最高学年が抜けてしまうと2,3人という大学も

複数あります。

 

 

まずは、

現存チームでの人数の確保のための新歓、

そして、チーム数の増加のための活動が

今後のラクロス界下層に必要な施策です。

 

 

強豪校と呼ばれる上位層だけでなく、

地方や下層チームへの支援も、

今後の発展のためには必要かもしれません。

 

 

本日は以上になります。

次回は技術編というかたちで

お伝えできたらと思っております。

 

 

それでは。