DFについて〜基礎技術〜
こんにちは。
本日は、前回の続きとして
DFの基礎技術編についてお送りいたします。
あくまで基礎技術になりますので、
ラクロスを始めた新入生や
育成担当者向けのお話であり、
上級者向けではありませんのでご了承を。
トピックスは以下の通りです。
①全体的な1on1を受ける時の流れ
②チェックについて
今回もポイントを絞ってお伝えいたします。
①全体的な1on1を受ける時の流れ
ラクロスのDF(特に女子競技)には
「DFのABED」という言葉があります。
これは、AのApproachから始まり、
DのDirectionまでの1on1の受け方の手順を
それぞれ表したものになります。
女子ラクロス界の第一人者、山田さんも
このABEDを選手達に伝えている動画を
見たこともあります。
そのくらい重要な概念です。
私は、この概念を参考にして変更を加えた
「DFのAーF」というものを勝手に作成し、
DFを教える際には使っています。
概要は下記の通りになります。
①Approach:事前準備
・チェックアップ、流す方向の指定
・立ち位置、間合い
②Break down:構え
・1on1の待ち方
・1on1の受け方(当たるまで)
③Contact:接触
・ボディチェック
・スティックチェック
④Direct:流す(方向づけ)
・誘導
・ホールド、ステップ
⑤Emergency:緊急時の対処
・流す方向と逆をつかれたとき
・抜かれた後の対処
⑥Follow:フォロー
・フォローの待ち方(見方・体勢)
・フォローの入り方(タイミング・狙い所)
・フォローの入らせ方(タイミング・後)
1on1を受ける前段階から
受け終わった後、抜かれた時まで、
一連の流れと各項目について
説明するようにしています。
ご興味持っていただいた方は、
各項目の詳細については長いので、
インスタ・TwitterのDM等で聞いて頂いたら
お答えさせていただきます。
②チェックについて
ここでのチェックとは、
スティックによるチェックになります。
チェックはボールダウンを奪い、
ターンオーバーには必須の技術です。
しかし、時と場合と使い方によっては、
ピンチを増大させる可能性もある
諸刃の剣であることも忘れてはなりません。
この技術を試合で生かすためには、
・チェックの打ち方
・チェックのタイミング
を意識することが重要になります。
上記の2点について簡単に説明いたします。
・チェックの打ち方
チェックには様々な種類がありますが、
どんなチェックにも共通して言えることは、
相手のクロスの角度を変えることです。
相手がチェックを受け流せないような
角度を追求していく必要があります。
また、どこに打ち込むかも重要です。
ヘッドなのか、エンドなのか、
シャフトの上部下部など、
状況に応じて打ち分けると幅が広がります。
OFの方々に、どんなチェックが嫌か
ぜひ聞いてみてください。
・チェックのタイミング
タイミングは1番重要ではないでしょうか。
基本は、プッシュ→チェックです。
プッシュで相手の体勢を崩し、
クロスを持つ手に綻びが生じた瞬間や
クロスを隠しきれてない時に打ち込みます。
野球におけるインハイの真っ直ぐ後の
アウトローのスライダーであったり、
柔道の八方崩しからの技であったり、
ラクロスのシュートフェイクと同様、
相手の体勢を崩す布石をプッシュで行い、
崩れたところをチェックで落としにいく。
これが基本ですので、
ぜひ意識的にやってみてください。
本日は上記2点を簡単に説明しました。
まだまだ語り足りない部分はありますが、
初めてDFをする方、教える方、
やってみたけど全然止められないという方は
これらを意識するだけで変わると思います。
ぜひ一度、お試しください。
ご質問やご意見がございましたら、
インスタやTwitterからご連絡ください。
動画を観てのアドバイス等も
やらせて頂いておりますので、
こんな私でも良ければ、男女問わず、
ご連絡くださいませ。
本日は以上になります。
ありがとうございました。