弱小ラクロス部を強くする

日本ラクロス界の底辺から、少しでも底上げできるように、情報発信していきます!

第5回 GBでの意識〜GBにはTPOがある〜

こんにちは。

 

本日は、私なりのGBでの意識について

お話しできたらと思っております。

 

 

まず初めに、私はGBは嫌いでした。

なぜなら、吹っ飛ばされるし、

チェックが身体に当たって痛いし。

混戦でのGBの時には、よく傍観者に。

 

 

そんな選手でしたが、GBの取得率は

チーム内においてもリーグ内においても

高かったと自負しています。

エビデンスはありませんが)

 

 

それはなぜか?

私は、とにかく自分のかたちで拾うことに

こだわりを持ち続けました。

自分の扱えるポジションに

ボールを置くことだけを考えて、

ボールをコントロールするようにしました。

 

 

拾える場面でも、あえてボールを動かして、

より確率の高い状態でスクープしにいくこと、

こればかりを考えていたように思います。

 

 

今思えば、拾い方のバリエーションを

もっと増やしておけばと思いますが、

そんな技術はありませんでしたので、

基本に忠実に拾いに行くことを考えています。

 

 

そんな考え方について、

深掘りしながら記していきたいと思います。

 

 

 

まず、タイトルの通り、

GBにはTPOが存在すると考えます。

 

皆様ご存じかとおもいますが、

TPOとは、

T(TIME):時間

P(PLACE):場所

O(OCCASION):場合

のことです。

 

 

よく空気が読める・読めないみたいな

表現が使われると思いますが、

その「空気」がTPOなのかなと思います。

 

冠婚葬祭やビジネス、学校生活でも

よく言われることだと思いますので、

皆様も馴染みのある言葉なのかなと思います。

 

 

では、GBの場合はどうでしょうか。

GBのTPOってどういうこと?と思われた方も

いることでしょう。

 

こんな選手をみたことはありませんか?

 

・フリーの位置なのに1発で拾えず、

 何回も何回もミスをする選手

 

・自分の真下にボールがあって、

 両手で拾えない状況なのに、

 そのまま拾いにいこうとする選手

 

・自分がボールから1番遠い位置なのに、

 ボールに向かって直線的に行きすぎて、

 拾われた後に立ち位置がズレている選手

 

どうでしょうか?

 

こういう選手はTPOを意識できていない、

いわゆる空気が読めない選手です。

 

こういう選手にならないために、

この記事を最後まで読んでみてください。

 

 

 

 

 

では、GBの場合のTPOについて、

私の考え方を解説させて頂きます。

 

 

まずT(TIME)、時間についてです。

時間には下記の要素があると考えます。

 

①ゲームの中での時間帯

 

→①については、単純です。

 試合序盤なのか、終盤なのか等、時間帯で

 GBのやり方は変わってくるということです。

 特に勝負を分ける終盤ですね。

 リスクを背負って絶対に取るという時間帯、

 最悪、取られてもOKという時間帯。

 これはゲーム自体の重要性(リーグ戦なのか

 トーナメントや入替戦等の一発勝負なのか)

 であったり、点差によっても変わります。

 

 

②GB自体の時間の長さ

→これは、GBが発生してから誰かが取得する

 までの時間の長さのことです。

 GBが発生した場所にもよりますが、

 自分はGBの地点から遠いところにいて、

 参加が困難だと思っていても、

 思ったよりも混戦になってしまい、

 どちらも拾いきれないときに、

 参加するのか、それともしないのかの

 判断等がこれに当たります。

 「GB寄れ!!!」という声が試合中に

 聞こえてくるとしたら、この要素が含まれて

 いると思います。

 

 

次にP(PLACE)、場所についてです。

場所については下記の要素があると考えます。

このPの項目が個人的に1番重要かと思います。

 

①フィールド全体の中のGB発生の場所

→これも単純ですが、結構奥深いです。

 自陣クリース付近、センター付近、

 敵陣ゴール前・サイドライン付近、

 両陣営ゴール裏など、場所によって、

 寄り方や拾い方は変わってくると思います。

 私はDFですので、特に意識していたのは、

 自陣クリース付近でのGBです。

 私は、とにかくデンジャーゾーンでGBはせ

 ず、なるべくゴールから遠い位置に移動して

 からGBを取りに行くのが正解だと考えます。

 

 このように、場所によってGBのかたちを

 変えていくというのが、この要素です。

 

 

 

②自分とボール、相手、味方の位置関係

→これも最重要というべき要素です。

 この位置関係は、一つとして同じ場面はない

 と思いますが、ボールに近いのは誰で、人数

 が多いのはどちら等、自分の立ち位置によっ

 て、拾うのか、サポートに回るのか、はたま

 た寄らないで近くで待つのか等の役割を変え

 ていくという要素です。

 

 この判断は重要かと思います。

 

 

 

最後にO(OCCASION)、場合についてです。

場合についても下記の要素があると考えます。

 

①自身が優位なのか、不利なのか

→Pの②に近いものだと思いますが、自分自身

 がボールにアプローチするにあたって、優位

 な立ち位置なのか、不利な立ち位置なのかで

 立ち振る舞いが変わります。

 基本的には、優位もしくは対等な場合は、

 ボール優先のアプローチ、

 不利な場合は、相手へのアプローチを優先す

 ることが前提だと思っています。

 

 

②無難が正解の場面か一か八かが正解の場面か

→これはTの①部分にも直結する部分ですが、

 拾いきれないリスクを持って、スピード重視

 で取りに行く場面やスピードを落としてでも

 確実に1発で拾う必要がある場面なのか等、

 各状況・場面に応じた拾い方があります。

 

 

以上がGBのTPOだと思っています。

それぞれどんな拾い方が正解なのかについては

細かく分類するとキリがなくなってしまうので

ここでは割愛させて頂きます。

 

 

もしこの場面ではどうするのが正解か?を

聞きたい方がいらっしゃいましたら、

個別でDM等を頂けましたら幸いです。

 

 

常々言っていることにはなりますが、

ラクロスは再現性を追い求めるスポーツで、

確率を高めていくことが重要となります。

 

GB取得率というのは、試合の結果に

直結する数値になってきますので、

ここを追い求めるためには、上記のような

TPOを考えながらGBを行う必要があります。

 

 

これは違うだろ!であったり、

ここはこういう考えもありませんか?という

皆様の様々なご意見もDM等で

いただけますととても嬉しいです。

 

 

本日は以上です。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

第4回 細部のルールまでこだわる

こんばんは。

第4回の今回は、幹部向けです。

 

テーマは

「細部のルールまでこだわる」です。

 

どういうこと?と思った方もいるでしょう。

 

本日は、さらに細分化して、

練習メニューにおける細部のルールに

特化したお話としたいと思います。

 

 

ひとつ例を挙げます。

 

どのチームも「1on1」という練習メニューを

取り入れていると思います。

 

では、その1on1は、どこまでやっていますか?

 

Qクリアはどこまであげますか?

 ①全くやらない(セーブやGBをDFが拾った

  ら終わり)

 ②DFが1本目のパスをもらうまで

 ③リストレイニングラインまで

 ④ハーフラインまで

 

 

①から④、どこまでやるかに正解はない。

ただ、チームとしてどこまで全力でやるのかは

統一しておく必要があるかと思います。

 

 

 

こう思ったことはありませんか?

・クリアはどこまでやったらいいのか?

・ライドはどこまでやったらいいのか?

・なんで最後までクリアをあげないのか?

・なんで最後までチェイス走らないのか?

・なんでシュート打ったら勝手に終わるのか?

 

 

 

こういう声が練習中に出ることありませんか?

・最後まで(手抜くなor走り切れ等)!

・何勝手に終わってんねん!

・諦めるなー

 

 

これらの感情や声に身に覚えがある方、

すぐに主将に直訴しに行ってください!

 

 

これらの感情がなぜ発生するのか?

なぜこのような声が練習中にでるのか?

 

 

理由は、チームとしての練習メニューが

ハッキリと確立されていないからです。

 

 

 

メニューを行う前に、

どこまで行うのか、どうなったら終了なのかを

細部まで決めておく必要があります。

 

 

 

ラクロスというスポーツは、

アウトオブバウンズ、得点、ファール等、

審判からの笛でプレーが切れるスポーツです。

ですので、本来であれば、

笛がなり、プレーが切れるまでは

プレーを続行すべきであると思います。

 

 

 

しかし、練習の場面では、

時間の都合上、どうしてもそうとはいかない

場面も数多く存在すると思います。

 

 

 

ですので、チームとして統一をしておくことが

本当に重要です。

 

 

 

そして、これはチーム方針でかわるので、

一概に正解はありません。

 

 

切り替えやトランジションの場面を

重視しているチームなのか、

1on1そのものに特化した練習なのか、

クリアに課題を持っているチームなのか、

 

それぞれのチーム方針に基づいて、

各メニューの細部までこだわりを持って

行うことができれば、

試合でも自然とそれを実行できるように

なってくることは間違いありません。

 

 

逆に言うと、普段の練習から

チェイスを走っていない

・GBを一回で拾えない

・ライドを疎かにする

・クリアでパスミスしてもそのまんま

こんなチームは試合でも同じことをします。

 

試合になったからできるなんてことは

絶対に有り得ません。

むしろ練習の60%、70%、80%しか

力を発揮できないのが試合です。

 

 

普段から細かい部分まで取り組む、

これが重要になります。

 

 

 

これはひとつの例であり、

各練習メニューで決め事というのが存在すると

思いますので、それを共通認識して、

練習に落とし込んでいく必要があります。

 

 

 

本日は以上となります。

最後までありがとうございました。

 

 

 

 

 

第3回 プレーの選択や戦術における大原則

こんばんは。

第3回目の今回は、

「プレーの選択や戦術における大原則」

というテーマで書きたいと思います。

 

 

これについても、

あくまで私の個人的な意見に過ぎませんので、

ひとつの参考書のような感覚でお読み下さい。

 

 

結論から言うと、

私のプレーを選択する上での大原則は、

「相手が嫌なこと・苦手なことをする」です。

 

え?

当たり前では?と思った人も多いでしょう。

 

私の場合、これを極限まで追求してました。

 

 

皆様はプレーしている中で、

どのように判断し、どう考え、

どのように身体を動かしていますでしょうか?

 

 

例えば、裏からの1on1。

相手DFは左利きで身体は大きめ。

相手Gは右利きで身長高めの細身。

 

この場面、どのようなダッジを切り、

どのようなランコースを取り、

どのようなフィニッシュを想定しますか?

 

 

おそらくこの場面では、

自分の得意なプレーを選択すると思います。

 

例えば、Xから右裏(下)を通って上がりつつ、

最後にDFに身体を当てて

バックステップから、右手サイドでシュート。

 

例えば、ゴールにDFを引っ掛ける意識をもち、

X付近で左右にロールを切ることで、

DFのアドバンテージを取って、

上がり際の0度近辺でニア上にフェイク入れて

ゴーリーを動かしてファー下に打つ。

 

挙げたらキリがないですが、

とにかく自分がやりたいプレーを

選択することとなるでしょう。

 

これが当たり前です。

 

 

では、次の場面ではどうでしょう?

シーンは裏1on1、相手DFとGは同じです。

追加で、相手DFはフィジカルを生かした

プッシュが強く、積極的に前に出てきます。

一方で、左右へのアジリティはやや不得意で、

右側への対応がVホールドになりがち。

 

 

第2回 壁当てでの意識

皆様、明けましておめでとうございます。

 

第2回の今回は、

おそらくこのオフシーズン中に1番行う、

「壁当て」にフォーカスしてお話しします。

 

※技術的な話が入ってきますがご了承を。

 

 

 

ラクロスにおいて壁当てとは、

最も手軽に行える練習のひとつであり、

最も重要な練習のひとつであると思います。

 

壁さえあればひとりで行えるという手軽さ上、

毎日やる人とやらない人では技術にも

雲泥の差が生まれるという残酷な練習です。

 

そんな壁当てにおいて意識する点は、

人によって多種多様でしょう。

 

縦ぶりを意識する、

取ってからの速さ(早さ)を意識するなど、

本当に様々です。

 

 

そんな壁当てで、

私が現役の時から一貫して、

ずっと意識している点は、

 

「極限まで手を動かさない」ことです。

※動画また撮りたいと思ってます。

 

 

 

ラクロスの精度というのは、

再現性を高めることで向上していくものです。

 

個人個人で動かし方は違いますが、

各々が正しい身体の動かし方を覚え、

それを常に同じようにできることを目指して、

繰り返し練習をするというのが通常です。

 

パス・シュート練習から6on6の組織練習まで、

再現性の追求という点は変わらない点です。

 

 

壁当ても同様です。

 

 

ここで、ひとつ質問です。

身体の部分で、1番自由に動く部位はどこか?

 

 

 

答えは腕も含めた手ではないかと

私は思っています。

自由度が高い分、手だけで何でもできます。

というか、何でもできてしまうのです。

 

その分、制御するのも難しいです。

 

 

直線を書く時には定規を使った方が

きれいな直線が書けますよね?

円を書く時にはコンパスを使った方が

きれいな円が描けますよね?

 

でも、定規を使って波線を書いたり、

コンパスを使って四角形を書くのは難しい。

 

 

定規やコンパスは、自由度を制御することで、

ある特定の動きの精度を高めています。

 

 

かなり極端な例を挙げましたが、

ラクロスにも通ずる部分があると思います。

 

自由度の高い腕や手の動きを

可能な限り制限することで、

一定の動き(再現性)の質を高めるために、

とにかく腕や手を使わずに壁当てします。

 

腕や手を使わないためにはどうするか。

身体の回旋・捻りを特に意識します。

身体の捻りは、ある程度、

一定の範囲で同じ動きを繰り返す動きです。

ですので、無意識のブレは少ないです。

 

 

Stealers・鈴木潤一選手のYouTubeにて、

壁当てにフォーカスした動画があります。

この尾花選手の壁当てが理想です。

https://youtu.be/U9I-tyTe_Nc

 

ここでは、肩甲骨を使ったキャッチと

捕った後のクレードルの解説がメインですが、

私としては、腕や手の動きが最小限で、

身体の向きが壁に対して垂直→平行に動く

回旋運動・捻りがあるから、

無駄な動きが少なく、スムーズな動きに

見えるのではないかと思っています。

 

 

さらに付け加えると、

DFはボールマンのクロスの動きを

制限しようとしてきます。

クロスを直接扱っているのは手です。

つまりは、DFはボールマンの手元を

制御しようとしてくるのです。

 

ボールマンは、手元をあけるために、

背中や肩、肘でDFをいなそうとします。

DFに対して、正面からプッシュを

受けようとする選手はいませんよね?

 

普段から手ばかりを使って投げていると、

DFに激しく当たられて、

手の動きが制限された時に投げられません。

 

そうならないために、

普段から身体を使って投げるのです。

 

 

ということは、

身体の向きがずっと壁と平行な状態で

壁当てをしていても…

 

 

 

 

これは、あくまで私が思う理屈であり、

賛否両論はあるかと思います。

 

もし、違う意見があれば、

逆に教えて頂きたいです。

 

 

 

 

本日は壁当ての意識についてお話しました。

ひとつの参考文献のようなかたちで

捉えていただけると嬉しいです。

 

それでは。

 

第1回 誰でもできる、まずやるべきこと

こんにちは。

本日は、プレーにおいて、

プレイヤーなら全員ができる、

そして必ずやるべき事項についてのお話です。

 

 

結論から言うと、そのやるべきこととは、

 

「自分のプレーを解説する」ことです。

 

 

Instagramに自分のプレー動画を載せ、

プレーの意図を書く人達、いますよね?

 

まさにこれです!!

 

 

例えば6on6の時は、

 

「右上から1on1をかける時に、

 クリースの〇〇がピックに・・」とか

 

「裏で〇〇が持ったので、上でハングマンの

 準備をしたけど、実際は・・」とか

 

もっと基礎的なGB練であれば、

「身体の真下にボールが来たので、

 敢えて片手でクロスを短く持って・・」とか

 

「相手の身体のベクトルを考えた時に、

 背後で待てば、味方が掃き出し・・」とか

 

どんな練習でも、

なぜ自分がそのプレーをしたのか、

その選択肢を選んだのか、

どういう意図をもって動いたのかなど

 

自らの意志が必ずあるはずです。

 

でも、練習の反省の時間や合間の時間で、

「今のは〇〇の方が良い」とコーチに言われ、

ただ「はい!」と勢いよく返事をする、

そんな場面って結構多くないですか?

 

コーチから言われたことに対して、

「僕は□□と思ったから、こうしました」と

自らのプレーの意図を話す場面って、

意外と少なかったりしませんか?

 

また、「なんで今□□を選択したん?」と

一緒にプレーしていた先輩に言われた時に、

言葉に詰まっている下級生を見ることって

結構頻繁に見かけませんか?

 

これって自分にとってもチームにとっても

凄く勿体ないことではありませんか?

なぜなら、コーチや先輩が気づいていない

相手の僅かな綻びやクセを見つけたのかも

しれませんよね?

 

ただ上手い人や立場の上の人の主観や

ラクロスのセオリーを押し付けられるだけ

というのは、あるレベル以上になった時、

チームの成長は鈍化します。

時に下級生の気づきが、

チームを変えるキッカケになるかもしれない。

 

でもその下級生がそれを発信しないと、

今までと何も変わらず、ただ自分のプレーを

修正するだけになってしまいます。

 

そもそも指導者が、

そういう意見や意図を発信しやすいように、

質問やアドバイスをする必要があります。

 

一方的に指導者の意見を言って、

その通りにやるという時代は終わりました。

プロ野球のコーチ陣ですらそう言います。

 

指導者は、選手から発信しやすい環境を作る、

選手はとにかく自ら発信する。

 

間違ってるなんて当たり前です。

そして正解もひとつではありません。

 

相手があってのスポーツですから、

所詮、後付けの結果論でしか語れません。

 

だとしたら、間違っていたとしても、

「今のプレーはどういう意図でやったの?」

 

「僕はこうなると思ったからこうしました」

 

「その可能性もあったな。

 ただ、相手が先に〇〇の動きをしてたから、

 確率的には□□を選択した方がよかったな」

 

「なるほどですね!僕のプレーは、相手が

 どういう動きをしたら選択すべきですか?」

 

「〇〇ではなくて、××の動きをしたらやね」

 

「確かにそうですね!わかりました!」

 

 

こんな会話が合間の反省でも行われると

良い傾向ではないかと思います。

 

 

一方通行ではなく、それぞれが発信して、

それぞれが受信して、返信する。

 

練習の場が常にこうなるように、

ひとりひとりが考えてみてください。

 

最後に、これは私の持論であり、

私の経験上、弱小を脱却するための

ひとつの方法論でしかありません。

 

もっと良い方法がある!という方や

専門的な学問の知識をお持ちの方は、

ぜひ私にご教示いただけますと幸いです。

 

本日は以上になります。

ありがとうございました。

 

リニューアルオープン

こんにちは。

この度、

指導者として所属していたチームを離れ、

どこにも属さないフリーとなりました。

これからどこかのチームに所属するのかは

まだ未定であり、わかりませんが、

ひとまずはこのままとなると思います。

 

それに伴いまして、

このアカウントもリニューアルしようと考え、

もう一度、このアカウントの意義について、

見つめ直しながらどうしようかを考えました。

 

 

今、たくさんのラクロッサーが、

色々な場所で、色々なツールを用いて、

色々な高いレベルの話を発信し、受信する。

そんなことが簡単に行われる時代です。

 

日本代表の選手とも、日本有数のコーチとも、

SNSひとつで連絡を取り合える時代です。

高いレベルの技術的なアドバイス

貰うことも容易になってきました。

 

しかし、私は、高い技術も持っておらず、

貴重な経験をしているわけでもありません。

 

そんな私が出来ることとは何か。

やはり、自分が過去に経験した苦しみや悩み、

それと同じ苦悩を持つラクロッサーを

少しでも救うこと、減らすことかと思います。

 

前にも少し触れましたが、

ラクロスというスポーツには、

大半が大学に入学してから出会います。

ですから、ラクロスは好きでも、

自分の好きな環境の中で、

ラクロスが出来るとは限りません。

大学入学前に出会っていれば、

各大学のラクロス部を見定めて、

その大学に入ることも可能ですが。。。

 

ということは、自ら環境を変えていくこと、

それしか方法は無いのです。

 

 

周りに対して、

 

「お前ら勝ちたくないのか、

    上手くなりたくないのか、

       なんで本気でやらないのか」

 

「俺はチームで勝って喜びたい、

  でも、厳しくしたり、強要して、

   ただでさえ少ない部員が辞めても困る」

 

とあまり練習しない子たちに

思ったことはありませんか。

 

逆に、

「自主練したいやつだけでやったらいいやん」

「筋トレや体トレを強要しないでくれ」

 

とチームの幹部に思ったことはありませんか。

 

 

この想いは、チーム内の意識や気持ちの差が

あればある程、出てくる感情です。

弱いチームほど、この差が大きいです。

 

私も現役時代、毎日上の2つについて、

葛藤しておりました。

なんで言った通りにやってくれないのか、

なんで先輩達は練習しようとしないのか、

なんで負けたのに笑ってるのかと。

下級生の時代は特にこれが顕著で、

先輩方に鬱陶しいと思われていたでしょう。

 

でも最高学年になった時、

とある考え方とやり方に気づきました。

そしてそれを実践すると、

少しずつ勝てるようになっていきました。

勝てるようになると、気分も良くなって、

もっと上手くなろう、もっと勝ちたいと思い、

好循環が生まれてくるようになります。

 

そして、今までの苦しみや悩みから解放され、

自分自身がラクロスをやる環境が整いました。

 

環境を変えることができた瞬間です。

 

ちなみに強いチームには、

この好循環の環境が常にある状態なのです。

そもそも部員が多く、

練習しないと試合に出場すらできません。

試合に出るために、自ら考え、

コーチに教えを乞い、実践します。

結果を残して、さらに高みを目指します。

これを全員が行なっています。

これができなくなると、辞めていくのです。 

 

弱いチームは逆で、

この好循環ができていないのが当たり前で、

できていなくても、居心地は変わりません。

ですので、気づかないのです。

自チームの外に出て行った時に、

初めて気づくことになるのです。

 

この好循環を

環境が整っていないチームでも作れるように、

私がお手伝いをさせて頂きたいと思います。

 

技術や戦術、フィジカルといった

ラクロス特有の専門知識以外の部分を改善し、

勝てるチームを作ってみませんか?

 

ぜひご連絡をお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

ラクロス界下層の現状〜変革編〜

こんばんは。

前回に引き続き、

ラクロス界の下層にて起こっている事象を

独自目線にてお伝えさせていただきます。

 

技術編をお伝えする予定でしたが、

あるチームからチームを変えたいという

相談をいただいたこともあり、

このお話を先にしたいと思いましたので、

ご了承くださいませ。

 

 

まず、「変革」のことを話す上で、

ラクロス界下層の指導者は、

ほとんどの場合、自チームのOBOGである、

このことには触れずにはいられません。

 

一概に、これが悪ではありませんが、

はっきり言うと、あまり良くないです。

 

もちろん、HCにOBOGを置いて、

ACには外部の方を入れるのは○です。

 

なぜ、OBOGだけで固めてしまうのが

あまり良いと言えないのか?

 

 

一言で言うと、「今までと変わらない」。

これに尽きると思います。

 

良くも悪くも、

OBOGというのは、過去の伝統を

継承している人物なのです。

 

「改革」や「変革」は難しい立場なのです。

 

当たり前ですよね?

自分より先輩のOBOGが練習に来たら、

言うことを聞かないわけにはいきませんし、

あまりに奇抜なことにチャレンジして、

結果が伴わずにコーチを辞めたとしても、

今後のOBOGとしてのお付き合いも続くので、

一生涯、言われ続けるのですから。

 

 

過去の伝統を守りながら、

付け足していくことで結果を求める、

それが1番ベストなやり方なのです。

 

強豪校はこのやり方がベストです。

それは忘れてはいけません。

 

 

では、下層のチームはどうでしょうか?

 

大した功績も残していないOBOGが、

大威張りでグラウンドに現れ、

「昔は〇〇だったけど、今は変わったな」と

嫌味なようなことばかり言われる。

 

そんな状況が続く中で、

血の入れ替えなどできるはずがありません。

 

変革を掲げて立ち向かっても、

結局はどっちつかずに終わるケース。

皆様もご経験がお有りかもしれません。

 

 

そんな時には、

指導者や監督、GMと言ったポジションに

外部の人間を招くことが1番の近道です。

 

近年、女子チームのコーチに

男子ラクロス出身の方が入る事も増えました。

 

そうなると、必然的に外部の人間になります。

 

こうして結果を残しているチーム、

強豪校にも多くないでしょうか?

関東一部や全学のコーチボックスを見ると、

ほとんど男性HCのような気がします。

そして、その脇をしっかり固めているのが、

OGのAC達というケース、多いです。

 

 

なぜそういう傾向が増えてきたのでしょう。

 

 

そのチームの良くない伝統をぶっ壊す、

そういう力を持っているからです。

そして新たな良い伝統を作れるからです。

 

 

今、新チームになって、

「変革・改革」を求めているチーム。

 

 

今こそ、外部の人間を招くチャンスです。

しかし、これには勇気が必要です。

 

この一歩を踏み出せるかどうかで、

来年の今頃、そして数年後のチームの未来が、

大きく変わっているかもしれません。

 

 

 

本日のラクロス界下層の現状として、

チームを変えるには指導者を変える、

そんなお話でございました。

 

 

また次回は別のテーマでお届けします。

 

 

最後に、

チーム運営や意識、知識に関することで

お悩みの方々がいらっしゃいましたら、

いつでもDMにてご連絡ください。

 

※技術のお話は上手い人に聞いてください

 

本日は以上です