表向きデータとその裏に隠されていること
こんにちは。
本日は、自チームの反省やスカウティングに使う
「データ」についてのお話です。
と言うのも、この自粛期間にチームの試合を見返して、
さまざまな観点からデータを抽出した結果、
今まで何となく気づいてはいたけど、
データがなかったので見えてこなかった点が
たくさんあったので、お話したいと思いました。
ラクロスには、沢山のデータが存在します。
FO勝率や決定率、セーブ率、得点数、アシスト数など様々です。
そして、データには主に、
「数」と「率」の2種類があると言うことです。
最終的にスコア(数)で勝敗が決まるので、
「数」が重要視されるのは当然です。
得点の多い人が、勝利に貢献しているのも明白です。
ただ、「率」ももちろん重要ですね。
2チームが競い合う試合なので、
どちらが確率を上げられるかも問われます。
例えばFO勝率。
一方が60%で有れば、他方は40%となり、
60%の方がFOを有利に進められているでしょう。
ただ、現実はどうでしょうか?
60%のチームは、FO勝利の後、
一度もターンオーバーしないで2点取れていたとします。
一方、40%のチームはFO勝利の後、
FOブレイクで3点上げていたとします。
この情報が加わるとどうでしょうか?
ぜひ考えてみてください。
次はシュート決定率です。
ある選手は1試合で4点とりました。
その試合はチームで8点とったので、
彼はチームの半分の得点をあげ、大活躍です。
データを見返すと、チームでのシュート数は20本で、決定率は40%です。
4点を取った選手も10本中4点を決めたので
同様に40%の決定率となります。
ただ、彼の外したシュートのうち4本がセーブされ、
うち2本が相手のファストブレイクを生み、2失点しました。
以上の情報が加わるとどうでしょうか?
ぜひ考えてみてください。
今回は2つの事例をあげました。
両者とも極端な例かもしれませんが、
意外と見落としているだけで、
ありふれているかもしれません。
データには現れてこない、
実際の試合を観た人にしかわからない本当のデータを
映像の中から抽出する必要があるのかもしれません。
皆様の分析の参考になれば幸いです。
今回は以上です。
ありがとうございました。